あけましておめでとうございます。
9:00 大阪港
目当ての海遊館は10:00開館のため適当に散策。歩き疲れたところにしゃらくさいカフェがあったので入る(9 Borden Coffee)。ラテを頼み、本を読みながら時間を潰す。店内は良い雰囲気で、あまりにも雰囲気が良いため普段なら5秒たりとも滞在できないが、今回は旅行者という身分なので自意識を殺すことができた。旅行のコツは自意識を殺すことで、実はこれは人生一般にも適用することができます。
10:00 海遊館
開館と同時に行ったためごった返しに巻き込まれこれは失敗かと思いきや、混んでいたのは最初だけでなかなか快適に見れた。ジンベエザメは最大で10mを超える種だがここのは子供なので2匹とも5mくらい。それでも王の風格を感じる。エサやりの光景も見ることできたが、エサが水面から与えられるため縦になっててかわE。
タカアシガニ、デカく、数も多い。全国タカアシガニ展示満足度ランキング暫定1位。海遊館は他にもアザラシ、マンボウ、イルカ、ペンギンなど、地方の水族館なら主役級の生物が特にフィーチャーされずにのほほんと展示されている(立ち止まる人も少ない)のでゆっくり見ることができて良い。
11:30 天王寺動物園
久しぶりに動物園に行ったがやはり楽しい。動物、肉眼で見るとだいたい自分の想定より一回りデカくてお得。トラが特に風格があって良かった。昔はゾウやオランウータンもいたらしいが、亡くなっていたようで空の檻がなんとも寂しい。動物は死ぬ。
そのまま臨時開館していた市立美術館に向かったが、アホほど並んでいてこれは入れても満足度低いなと思い断念。
13:30 アベノハルカス
旅行したらとりあえず高いところに行きたくなる習性があり、しかし行ってもだいたいほーんとなるだけなのは分かっていて、分かっていながら行ってしまう。滞在時間5分。昇りのエレベーターで子供がじゃんけんに勝つ度に相手の頬をつねるゲーム("じゃんけんブルドッグ"というらしい)をやっていてノスタルジーを感じた。
公式アプリ | TVアニメ「ハイスクール・フリート」公式サイト
14:00 麺屋 和人
この時点でだいぶ疲れていたので、適当に駅近のラーメン屋に向かう。店外7,8人ほどの行列に、30分ほど並んで入店。清潔感のある店内に大盛り無料、もやし無料、飲み物は黒烏龍と細かい加点を積み重ね、引き出しに仕込まれた薬味バレットがワクワク感も演出、ラーメン本体が来る前に既に良い店や……となっている。ラーメンはというと、今回頼んだのは定番の"和人ラーメン"。魚介系スープに細麺と、あっさりした布陣ながらもしっかりと旨味もあり疲れた体によく染みる。2種の鶏チャーシューもスープと調和してたいへん美味く、味変のガラムマサラも当たりで大満足。
16:00 梅田
大阪に来たら毎回寄っている丸善ジュンク堂書店梅田店へ。とくに何か買うわけではないが、デカい本屋は楽しい。一般に、本屋とサメ映画に出てくるサメはデカければデカいほどいいとされています。気になっていた本を見つけて買うかどうか迷ったが、旅先で本を買うとその後の移動がつらくなるので眺めるだけと心に決めている。なぜ本屋に来たんですか?
つきあい方の科学―バクテリアから国際関係まで (Minerva21世紀ライブラリー)
- 作者: R.アクセルロッド,Robert Axelrod,松田裕之
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
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ジュンク堂からそれほど距離もなかったのでまんだらけ梅田店へ。『童夢』が3,000円で売られていて驚く。数年前に絶版になってプレミアがついたらしい。眺めるだけだと心に決めていたが、つい鶴田謙二の初期単行本数冊とウルトラヘヴンの2,3巻を買ってしまう。旅先で本を買うとどういったことになるか、これは非常に知性が要求される問題で、動物の中でも人間と一部の類人猿しか理解することができないと言われています。
19:00 蕎麦
夜は鴨蕎麦を食べるつもりだったが目当ての店は年始休業、次に行った店も休業。人々の正月休みを寿ぎながら、観念して駅近の雑な蕎麦屋に入る。雑な蕎麦屋とは空港のレストランエリアなどによくある、そば茶とかりんとうが無料で提供され、課金すると蕎麦が出てくるシステムのやつです。蕎麦、なぜか分からないが、食べると終点という気持ちになる。おつかれさまでした。