Atcoderを始めてから約8か月、水色(レート1200)になった。
前々回
前回
感想
水色は競プロを始めた時からの目標だったので、素直にうれしい。
初心者の頃は水色の人が化け物に見えたものだが、なってみるとまだまだ人間の範疇だなと思う。
青色を目指すかは決めていない。半年以上ほぼ競プロに全振りした生活をしていたので、そろそろ別のことをするかという気持ちになっている。
やったこと
練習は主に過去のABCバチャをしていた。緑以下をスムーズに解く訓練をすること、水以上の新たな知識を学ぶことをバランスよく行えたのでよい取り組みだったと思う。
自分は緑diffを解いて緑になり、緑→水は緑diff早解きで上がったタイプ。
緑になった時点で緑相当の主要なトピックについては一通り学んでいたので、新しいことを学ぶというよりはそれを使いこなす練習を積んだことが効いたフェイズだった。
精進
水色までに解いた問題群は以下の3つ。ARC/AGCの問題はほとんど解いていない。
問題選択には満足していて、仮に緑色に上がった直後の自分に何をすればよいか聞かれたらこれらをそのまま薦める。
(diffを見ずに)バチャで解けるところまで解く。
↓
解けたがもたついた問題を復習する(きれいに書き直して再提出する)
解けなかった1問が青diff下位くらいまでなら解説ACする
いわずもがな。
基本的に知っているかどうかなので、分からなければためらわずに解説ACする。
これもほぼ知識ゲーだが、こちらは限界まで考えた方がよい。
具体的には明らかなTLE解だとしても正しい答えが出せるものを実装したうえで、どこが遅くて困っているのかを認識してから解説を見るのがよい。
というのも、DPの典型部分はほとんどが高速化のテクで、どこをまとめるか、遷移がどうなるかは問題ごとに自分で考える力が必要になるため。
よかったコンテンツ
AKITOの勉強チャンネル - 線形代数
自分は数学は高校数学の数ⅡBまでしかまともに学んだことがないので、ちょくちょく学びなおしている。
今まで参加したコンテストで直接的に役に立ったというわけではないが、競プロではアフィン変換や行列累乗などのトピックがたまに出題されることがあるので線形代数は避けては通れない。
http://www.math.sci.hiroshima-u.ac.jp/m-mat/TEACH/daisu-nyumon20191010-2.pdf
ぜんぜん読んでいないが、よさそうなので。
競プロではデータ構造に何が載るのかという議論をするときに、代数的な構造に話がおよぶことがある。とくにモノイドについてはそれが何を指すのかを知っておくとたまにうれしいことがある。